GMAT/GREへ特化した勉強方のstrategyについてです。

GMAT/GREのテストの特徴ですが2次試験入試型ではなくセンター試験型に酷似しています。比較的時間があり6割程度を拾ってこれば良いわけではありません。数学を得意としていない人にとって1問あたりの時間制約はどちらの試験でも厳しいです。そして高い正答率が求められます。

数学が苦手な方達には難しく感じられるかもしれませんが難易度自体は高くありません。流石に例えば東大受験になると時間を出しても合格できるか雲行きは怪しくなって来ますが、GMATやGREの場合少なくとも一般的に数学的センスが無いと高得点が取れないというような難易度にはなっていませんので時間さえ出せれば攻略できます。

どのようにprepをすすめるべきでしょうか?

まず何点程度をtargetとしてplanningするかどうかです。48/164以上を狙うのか48/164程度までで良いのか、で必要経費が倍異なる。とばっくりイメージを持っていただければ良いでしょう。

どのようなテストでもそうですが6-7割の正答率であれば、正しくprepを進めているという前提の元であれば、素直に点数は伸びていきます。一方定期テストレベルでも8割9割となってくるとprepに必要な時間が膨大に増えます。GMAT/GREも同様でその臨界点になるのが48/164近辺です。ここまでは比較的難易度の高い問題を落としていっても点数はでますが、これ以上のスコアを望む場合徐々に難易度が高い問題も時間内に崩さなければいけなくなって来ますので強いカーブがかかり始めます。

Behind Online Information

まずネット情報の裏側について説明しましょう。

私が無知な受験生のフリをして合格体験記を投稿するのであれば

OGで英語表現にさえ慣れさえすれば半分程度は時間が余ると思います。1週間程度で十分なのでVの対策を十分行うように、と投稿すると思います。

合格体験記/ネットの口コミ等を探してみてください。何割程度の情報が数学prepがキツかった。とコメントを残していますか?

Checkしていないので不明ですが恐らく半数以下の方になると思います。

但し実際に生徒を見ていると数学に苦労されない方は20%を割ってくると思います。もちろんできる方たちはそもそも予備校なんぞ行きません。というツワモノもいると思いますのでもう少し多いかもしれませんね。

とにかくネット上で数学ができる人/できない人の割合と、実際にできる人/できない人の割合が完全にひっくり返っています。

何故でしょう?

酷な現実になりますが不合格体験記なるものが存在しないからです。数学で苦労された方の大部分がGMAT/GREでは思ったスコアが獲得できずに志望校を下げる/力尽きる。結果合格体験記に準ずる口コミを流さない。という構図が成り立っています。

ここではカットしますが、VerbalはMathよりも点数をあげることが困難になります。数学を抑えないと多くの純ジャパ受験生の場合成功率が極端に下がります。

ネットの口コミほど当てにならないものはありません。

必要学習時間

超大まかな必要経費になる勉強時間からいきましょう。

Initial foundationによる差。また数学の場合英語とは異なり個人差が極めて大きく出ますのでこのくらい、と提示する事は難しいです。

あくまでprepを進める上での概算のみ載せておきます。

いきなりGMAT/GREどちらでも良いのでGMAT or GRE prepを受けてみてください(流石にTOEFL90, IELTS 6.5以上が望ましい)。対策は全くされていなくて良いのでとにかく一度早急に受けましょう。

1st group

いきなり受験をしていただきGMAT math 48以上 GRE 164以上 or 簡単だと思えればofficial guide のみ数回まわせば完了する確率が高いです。見積もり100 hour以下になると思います。

2nd group

次いで GMAT/GREのofficial guide (OG)を取り組んで頂き、難しくはないな。と思えるレベルである事。OG演習後にprepで48以上164以上が出せれば 300 hour +-100 hour 程度勉強時間を捻出すれば良い確率が高いです。文系の方の場合2次試験で数学を使ったことのあるgroup (東大や一橋等出身)の方で50%程度の方がこのgroupに入り込みます。

3rd group

2nd group同様にprepを受験後47/163以下になればここに該当します。もちろんOGが難しく感じられる方もここに属します。ここに属する方の場合48/164以上を狙うのであれば500 +-???時間数学prepへ時間投資が必要になる可能性有りです。誤差?時間も100時間単位になってくると思います。

まずはともかく自分がどのgroupに属するのか大まかでも良いので見極めることが重要です。100時間単位で時間投資が必要になります。特にgroup 3へ属する方たちは少なくともdeadline 1年前からは準備を始めないと希望するスコアは出なくなります。TOEFL/IELTSの勉強を開始したその段階からGMAT/GREも合算させて(もちろんその他書類も含めて)planningをしましょう。全体的な距離感をできる限り客観的に測りながらprepを進めること。塾にいけば〇〇参考書をやればスコアが出る、と信じて、仮に出なければその責任を負うことになるのはあなた自身です。時間とお金をつぎ込みまくったのに結局希望するスコアは出ない…という自体に陥りますし、直前になって対策を進めてきたがスコアが出ませんでした!と連絡を頂いても、上記の理由で救済する事は困難を極めます。

お願いですから直前(deadline数ヶ月前になって)困りました!と連絡をしないようにしっかりとplanningをしてください。

Strategy

まずは大筋のprep progressについてアドバイスします。

世間のGMAT/GRE takersがどのようにprepして撃沈しているのか説明します。

数学ができない方は〇〇 or 〇〇をネットの口コミをもとに取り組むと思います。その後OGやGMAT用問題集を回します。そして本番沈みます。

1つ目の理由が問題が解けない。ですね。

普段の学習方法が非常に傲慢です。根本的に数学を勉強するとは?という問題以前に恐らくほとんどの方が手元の選択肢を元にその値を順番にplug inさせてとにかく答えを出す、という解法で問題演習をしています。これでは実力がつかないわけですね。値をplug inして答えが求まらない問題が出題されたその瞬間に沈みます。答えが出てガッツポーズをしている場合ではありません。問題が解けないのはGMAT/GREの演習に慣れていないから、ではなく根本的に実力が足りないからに他なりません。練習中から時間を測って取り組んでいる方が居ますが、まずは時間を無制限にして(少なくともOGレベルの)全ての問題を確実に正解させられるだけの基礎体力を養ってください。30分考えても解けないものを2分と時間制限を設けて大量に解いたところで何も得られるものはありません。しっかりと時間を出して考える、ということを反復させましょう。目先の問題を解く事はどうでも良いのでとにかく謙虚に自分が不足している数学力をコツコツ高めることにfocusしてください。

2つ目の理由が時間内に終えられない or ミスをする。というものです。

数学がちょこっとだけできるようになった愚かな私は模試を受けて、その結果を眺めてはあぁ。この問題は自分の実力では解けたな。全国の上位者は私のように大雑把な正確ではなくて几帳面なミスをしにくい特性を持っているんだな。いいなぁ…と無知なことを思っていました。しかし勉強を進めて自分ができる立場に回るとなんとミスをしまくる、という特性を備えていたと思い込んでいた私でもミスらないではありませんか。

GMAT GRE takerのみなさん。小学校の計算ドリルであればミスをすることなく且つ正確に解くことができるでしょう。でも周りのclassmatesはstruggleします。何故でしょう?数学は自分の実力と問題のレベルが拮抗してくるとミスが多発する為です。これは防ぐことができません。実力一杯一杯の問題に遭遇すると問題を解くことに一生懸命にならざる終えません。

全国top levelの方達も皆さんと同様にミスは人並みにするのですが問題のレベルよりも備えている実力が何回りも高いので正確に解くことができるわけですね。彼らは実力の余力分を、ミスを犯しがちなpointへattentionを傾けることができます。

出来る人達は本番急いで立式/計算を行うわけではありません。むしろ逆でミスが起きないように丁寧に処理を行います。では何処に出力差があるかと言うと問題を読み終えた後、立式をするまでが速いのです。これはanalysisを練習過程で反復させている為、できない人達が呑気にplug inしている間に解法を導く最短ルートを見抜いた上で解ききってしまいます。もちろん単純な計算処理が早いのではなく巧いことも理由には含まれますが。ミスが出る、と言う事は演習量/テストへの慣れが不足しているわけではなく実力が根本的に不足している状態にあります。

これら2つの理由を作っている悪の根源が実践演習を中心に行ってしまっている点にあるでしょう。

GMATやGRE へ特化した実践演習は必要か?と言われればそれは勿論yesです。必要ですがではprepを行ってきた方orこれから行っている方はどの様に対策を進めますか?GMAT or GRE用のOGを含む問題集は全て本番を想定したような実践的な演習を中心に行ってきたor行うつもりでいるでしょう。

東大志望の高校1年生が東大合格までの軌跡を考えると東大向けの実践演習(過去問演習)は行うでしょう。過去問は解くのですが全勉強行程の何%程度に該当するでしょうか?高校3年間の学習のうち恐らく直前数ヶ月程度でそのほかの30ヶ月はmath powerを根本的に押し上げることへ時間を投資します。

GMAT/GRE Mathの問題集を解きまくる事は、東大過去問を実力が備わっていない段階でひたすら解きまくることと同義です。GMAT/GREの実践問題演習を積むことではなく根本的に基礎力を押し上げるために時間投資をしてください。GMAT/GRE用の演習はOfficial Guideのみで十分だと思います。実力さえ備えていれば1週間でもprepは完了します。

短時間高得点

GMAT/GREは比較的短時間試験であり、かつ高得点が要求される試験になります。例えばblog readerの方が理系東大受験のprepをするとしましょう。この場合、いわゆる東大レベルの問題を解けるレベルのmath powerを準備すれば合格は可能できると思います。本番8-9割の正答率は求められてはいません。

ではセンター試験型の場合はどうでしょうか?

センター試験をtargetにして一生懸命勉強される方。センター試験用数学の参考書/センター試験数学の過去問を解きまくって高得点(9割程度)を獲得できる方は非常に少数であると思います。実際に高得点を取る人たちはセンター試験をtargetに勉強されてきた方ではなく、センター試験は通過点と定めている2次試験組みが多数を占めてくると思います。(私の予想ですが)彼らはセンター試験数ヶ月前に過去問演習を集中的に行なってそれで完了します。

センター試験用の参考書/過去問訓練をいくら積んだところで本番8割以上の高い正答率をkeepすることは数学が苦手な人たちにとっては困難を極めます。上記の理由で実力が試験と拮抗してくるため、本番時間内に解き切らない/ミスを出すということが実力不足から頻発するでしょう。

センター試験型の比較的短時間かつ高得点を求められる試験において、本番に出題されるレベルの実力で試験に臨むと高得点が取れる確率は極めて低くなります。

実際にGMAT/GREで50-51/168-170を獲得される方、本番時間を半分余らせる方達は根本の実力値が51/170をはるかに超越しています。

GAMT/GRE用の参考書やOGの類の教材は51/170以上の実力をつけること、をaimした上で作成されてはいません。GMAT/GREで49/165以上を狙いたい方達は55/175程度までは数学力を根本的に押し上げるまで、GMAT/GRE用の本番に向けたprepは行わなくて良いでしょう。とにかく重要なことはVerbal同様に基礎力をしっかりと蓄えておくことですよ。急がば回れです。

投稿者 K and M

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