What Matters Most, Achievement, Failure, Contribution etc… 色々な問いのessayがありますが一番難しく、かつ書き手によって差が出るessayがWhy MBA/MPP/LLM etc…系の志望動機Essayです。
読み進める前にこちらで良いessayとは何か?を抑えていただければと思います。
Why Essayにはいくつかstageが存在します。
2019 Fulbright Winning Essay (SOP)
ご本人様に許可を頂いている上で2019 Fulbright winnersの方の中から1本拝借させていただきます。1000 word 程度の大作なので圧縮した上で日本語でsummaryさせていただきます。Programは MPHです。
Why MPH?
日本が抱える健康寿命問題解決の為に、米国でdataを解析方及び健康に影響を与えるsocial factorを学びたい。
日本の高齢化によって健康寿命が短くなっていることが問題。
来る日も来る日も症状の重たいpatientsの診療に追われる日々。原因となっている元栓を閉めない限り疾患を治療することは根本的な解決策にはならないのではないか?
循環器疾患はある程度予防により防げるはずだが国の予防が上手く機能していないことが問題なのでは?
実際に19XX年に予防システムが確立されてから殆ど改良はされておらず、いまだにone-fit-all preventionを施している。個々のbackgroundにfitする予防が行われていないだけでなく健診dataも利用されておらずprevention strategyのimprovementが行われていないのが現状だ。また患者の社会的な背景によりある程度疾患の分布に傾向があることが感じられる。
私が所持している膨大な健診dataを解析する事、及びbiological dataのみならず社会的背景が健康に与える影響も考慮した上で、より個々にfitするeffectiveな予防法を確立したい。
そのためにはdataを解析方及びsocial factorを学びたい。
How to Craft Statement of Purpose
Statement of Purposeの構成法の説明になります。
上記の志望動機書ですがStatement of purposeとしては非常に良くできています。
基本的にSOPとしてqualityを上げている方法は〇〇が必要だと感じた、〇〇がXXXのような理由で必要ですというsuperficialな説明formatを脱却していくことになります。こちらで説明したように点数になってくるのは志望動機そのものではなく、どのような理由で〇〇を学びたいのか?(applyするのか?)という志望動機に対する説明部分です。SOPとしてqualityを高めたい場合、ここの説明の部分を掘って行く事になります。〇〇businessをするためor世界を平和にするためにはLeadershipが必要だ!というsuperficialな説明は(TOEFL/ILETSのように)誰にでも作れてしまいますので志望動機自体はどうでも良いわけですね。
出願者が様々な経験から何を感じ、なぜ〇〇を目指すようになったのか。その為にははぜ留学する必要があるのか、と言う計画書的な説明文を作成して行くイメージを持つと良いでしょう。
上記のSOPを解析していきます。
Statsの解析方法を学ぶために留学したいんだ!というanswerが軸になっています。Social factorの部分は簡略化の為削減させていただきます(上記説明でも大幅に削減させて頂いております)。
健康寿命を延ばすことが目的。
Why is this problem?
日本では高齢化が起きており、今後世界中で同一の現象が起こる事が予想される。
Why prevention?
来る日も来る日も来院する患者が多すぎる為治療する事は抜本的な解決には至らない。
Why current prevention doesn’t work well?
長い間preventionに改善が行われておらず、均一化された予防法が行われている点。
How to solve the problem?
所持している膨大な健診dataを利用する事によりindividual orientedな予防法を確立したい。
Why MPH?
予防法確立のために、膨大な健診dataの解析方法を学ぶ必要がある。
以上。
日本人appliantsがapplcation essayとして思い浮かべる構成のessayは、piano/riverではなくまず間違いなくこのthe 志望動機 formatになっていると思います(qualityに大きく差はあると思いますが)。
上記のessayが志望動機として高評価な理由はpreventionをimproveさせたい、というpurpose自体ではなくなぜpreventionをimproveさせたいと思うのか、という説明がしっかりと行われている点にあります。このWhy do you think soの縦掘りが自己の体験に基づいた上でしっかりと行われていればあなたの志望動機書は高評価を得られます。例えば一般的な入社面接はなぜうちの会社にきたいの?なんでそう思うようになったの?と質問に対してwhyで切り返すことによってsuperficialな志望動機に深掘りを入れていく事が一般的かと思います。
Statement of Purposeで志望動機を記載する際には面接で聞かれるwhy questionsを縦に掘って掘って掘りまくって志望動機に対するwhy question の穴を丁寧に塞ぐイメージを持って頂くとイメージが湧きやすいでしょう。Superficialに〇〇と思いました、ではダメです。Essayではなくよりcasualな面接でもwhyと突っ込まれますから。
このガチガチのSOP式志望動機書には基本的にpersonalなstory (non-job related topics) は含まれない事が圧倒的に多いです。私はシュークリームが大好きです!という話がprevention improvementへlinkされることはほとんどありません。
注意点として可能な限り自己の経験に基づいて考察を行うようにしてください。
日本の高齢化は非常に問題だ。その理由は出生率が下がっているからであり、出生率低下の原因としては女性の社会進出による晩婚化や育児に伴う負担が原因なのではないか。したがって育児負担を減らす政策、例えば子持ち家庭への税負担の軽減を施せば日本の高齢化問題は軽減されるに違いない。そのためには税法を留学で学びたい。
という内容はTOEFL/IELTS Essayではgoodですがapplication essayではNGです。自分の考えに基づく内容はBill Gates speechとなってしまい、読んでいて非常にboringになり(読み飛ばされ)ますのでご注意を。そもそも経験に基づかない考えを元にした内容は基本的に誰でも書けてしまうためほとんどのケースでsuperficialな内容になります。
Problem and Solution
Good Application Essay テンプレート通りの THE analysis essay formatで構成を組む場合考察に力を入れる点は基本的には2つです。
一つ目がproblem背景をanalyzeする事が鉄板中の鉄板です。
全てがうまく運んでいるgood situationにおいて何かを学びその状況を向上させる必要性はおそらくありません。ほぼ100%何かを学ぶために留学する事になりますので〇〇を学ばなければいけない背景に何らかの問題が潜んでいるはずです。
業務を通じて感じた何らかの問題点に対して強い分析を行なってください。何が問題なのか?何故そのような問題が起きているのか?根源となる原因が突き止められるまで深く分析を行い、それらの過程をessayにおいて丁寧に説明していく事になります。
ここでの注意点は必ず業務中の気付きをbaseに考察を進める事、です。こちらでWhartonのadmissionがWhy MBAでは業務中に必要性を感じたまさにその瞬間をbaseにしなさい。それはmomentではなくてsequenceでも良いのよ。とアドバイスをしています。自分の考え、に基づいた考察は絶対にNGです。
次いで重要になるのがsolutionに対する分析です。
何らかの気付きから問題の根源までanalyzationを通じてclarifyする事ができれば、その問題を取り除く為に何を学ばなければいけないかを提示する事が可能になります。背景となる問題点に強い分析をかけていればsolutionは割とsimpleになる事が多いでしょう。そのsolution達成の為に身につけなければいけないことは何か、それは何故かという説明を最後に乗せれば完成です。
上記のFulbright SOPも患者さん多すぎるなぁ。こんなに症状が悪化するまで何故放置されていたんだ?という業務中の気付きから、健康寿命問題の根源の一つはone-fit-all preventionが問題なのでは?と丁寧に考察をいれています(そう感じられない場合は私の説明が雑である事が理由です)。
その上でsolutionとしてindividual oriented prevention systemを作りたい。その為には手元のdataを解析すべくdata analyzationを学びたい。とここは非常にsimpleです。
Solution考察でのアドバイスは可能な限り具体的に描写する事です。ばっくりLeadershipを学びたい!はダメです。Leadershipを学びたいのであれば具体的にWhy and How Leadershipが問題解決に繋がるのか、と言うことを具体的に説明できればokです。The more specific, the betterですが超具体的にplanningができているのであれば留学する必要はないのでは…?と言う事もありえますので頑張って無理やり具体化を目指す必要性はないでしょう。
Fulbrightに受かった理由の一つが、MPHの彼のSOPはこれらが全て上手に行えているからです。
これが超王道 THE template format SOPの構成になります。
これは留学だけでなく就職の際も同じかと思いますが、superficialな理由で留学を目指している方はこのformatが取れません。例えば転職や昇進する上で有利だから等ですね。この様な理由があるのは最もですが、(言い方が悪くなってしまいますが)真面目な理由がそもそもないと厳しいです。作りに行くと必ずボロがでますので。
給与が良いから採用してください。と言う動機書でエントリーしたら落とされる事と同じです。より真面目に情熱を持って目指している方を選抜する目的もありますのでここは致し方ないですね。
もう一点欠点としてはこの王道format or Wharton admissionの推奨formatにfollowすると異業種/部へのcareer changeが困難になります。LLM/MPH等ではこの様なことは基本起きませんがMBA/MPP等ではこれが起こりえます。今の仕事はスーパーマンだがMPP取得後は行政で、MBA取得後に金融で働きたい、などですね。
スーパーマンの方が金融業界が抱える問題点やそのsolutionを具体的に提示するのは非常に酷です。その場合別のformatを取る事になります。
今年の生徒でこんな感じで良いのであれば3日あれば大体終わるぜ!と豪語された方がいらっしゃいましたが確かに実際に終わっていました…笑
SOP formatでessayを作成する場合(しっかりとした志望動機がある、と言う前提であれば)1ヶ月程度期間が取れれば十分間に合わせられると思います。
ここまでがStage1ですかね。問題は次からです。
School Fit
School Fitについて触れておきます。Fitさせるべきは作成された志望動機に対してです。
Who You Are
ではStatge2へ行きましょう。
Essay作成者のanalyzation power/Essayへの理解度/英語力の3つに強く依存しますが8点以上の良いものを作りたい場合back upとして6ヶ月は用意してください。作成難易度が王道SOPとは桁違いです。私でも3ヶ月は欲しいですね。これは時間ではなく絶対的な期間が必要になります。
3rd roundへ向けて問題児の為一旦essayはstopさせます。