TOEFL/IELTS 難易度比較
まず難易度ですが色々な換算表が出回っていますが基本換算系の比較は当てにされない方が良いでしょう。一度でも着手されている方は実感いただいているかと思いますが、TOEFL/IELTSが低く見られ過ぎています。一生懸命対策をせずに受験されている方(実力が振り切れている方)を除外して英検1級 or TOEIC 900 over所持の方で大体TOEFL80/ IELTS6.5程度を獲得される場合が現実的なラインになります。TOEIC 〇〇点、英検何級等の指標は受験をされていない多くの方にピンと来ないと思いますので、より参考になる難易度指標として
- MARCHの学生でTOEFL 45-50 or IELTS 5-5.5程度
- 早慶で 50-55 or 5.5
- 東大で65前後程度 or 6程度
の点数をご想像いただければ良いでしょう(過去の生徒達を参考にしています)。英語力はbottom合格の方の場合大体上記程度に収束してくるかと思います(勿論厳密なものではありませんが)。英語が得意で余裕で100 over、 学部によりWritingのあるなし、戦略的に英語を捨てたなどなど、生徒によってぶれは大きくなると思いますが大筋上記程度をイメージいただければ良いでしょう。
Readingのみでも十分に難しいはずですが、日本の英語教育を受けてきた人にとってListening/Speaking/Writingがより大きな壁になると思います。大学入試/英検等では比較対象にならないほどTOEFL/IELTSの難易度は高くなっています。当の私も初めてTOEFLを取り組んだ時には、日本の英語教育って一体なんなの?と実力の差を痛感させられました。
では例えば数ヶ月間〇〇コースを受講されたら、〇〇の勉強法をとったら数ヶ月という短期間においてMARCH levelの英語力 (45程度) が東大レベルの英語力(65程度)に到達するか?と言われれば殆ど多くの方はそう美味い話はないだろうとご想像いただけると思います。点数が高くなるにつれて上昇にカーブがかかりますので、80点/6.5以上が目標になればより困難を極めます。
“試験としての”難易度に関して
TOEFL/IELTSが求めている英語力は多くの皆さんにとっては大きなハードルにはなるかと思いますが、多くの方が一度は経験されたであろう入学試験とは根本的に役割が異なります。入試の場合受験生みんなが東大や灘へ入学できる可能性を秘めているか?と問われると一種の学力/知能指数の測定を試みるテストにおいて競争社会である以上それは難しいかと思います。私個人的には。しかし、良いお知らせはTOEFL/IELTSは入試とは異なり根本的に受験者の知能指数を測定するorふるいにかける目的で作成されておりません。例えばreadingでこの時の登場人物の気持ちは?等一種行間を読ませるような、答えそのものがはっきりと書かれていない問題に対して頭を使って考察を行わなければならない、といった類の問題は基本的には出題されずに基本的には答えは例文中に記載されています。出題されるほとんど多くの問題は、時間内に読めさえすれば点数を確保できます。英語力を純粋に測定する試験としては最上級クラスに難しいですが、テスト自体の難易度は皆さんが抱くほど高難易度ではありません。そもそもの前提条件として、ある程度正しい方法で時間を投下させ、読む聞く書く話すという単純な英語力を高めることさえできれば誰でもTOEFL 100/ IELTS 7 orそれ以上のscoreを獲得することは可能だと思います。この点はpositiveなnewsになるでしょう。
Good Luck