メインはTOEFL/IELTS受験者層を主な対象にしてコメントさせて頂きましょう。

TOEFL/IELTSに文法知識がどの程度必要でしょう?

TOEFL/IELTSの受験者層の全体的な傾向としてはですね。

まずTOEFL 60/IELTS 6程度が取れない場合。基本的に大学受験を通じて英語を徹底的に勉強された方の多くはTOEFL 60/IELTS 6程度であれば少しの勉強 or ワンチャンあまり勉強されなくてもTOEFL 60/IELTS 6のラインは越えられます。このラインを越えるのに苦労される場合。Grammarは怪しい可能性が極めて高いです。

TOEFL 60-80 or IELTS 6-6.5程度の受験者層の場合は?ですが、これは結構人によりますがGrammarに忠実である方。Grammarを受験のように丁寧に勉強した上で(知識として?)比較的正確に扱える層が最も多いのは大体このrangeですね。

これより高くなるとどういう傾向が出るか…?ですが、英語ができない方には意外かもしれませんがGrammarの概念/知識はどんどん少なくなってきます。Why?ですがNativeにだんだん近づいてくるからですかね。我々日本人は日本語のgrammarが入っていないように、Native Speakerは優秀な層でも体系的にgrammarの知識は持っていない方が多いです。

私の場合も入っていないですね。もちろん言われれば分かりますがこれはなんちゃら句で…のような分類は正直正確にできる自信はありません。なんちゃら用法なんて殆ど忘れています。

私はdomesticかつ大学受験でガチガチに勉強しましたので日本における英語学習に対しては理解はありますが、正直なところ今振り返ってみて当時の学習のうちの大部分は非効率的だったと思いますので人生やり直せるならその大部分は修正したいと思っていたりします。

日本の英語学習

日本においての英語学習てそもそもTHE TESTのような目的で行なっていますよね。私が現役だった頃から若干時間が経過しているので多少の変化はあるかも…?知れませんが。

もちろんfundamentalな文法等も扱いますが、それよりも変な知識量に重点が置かれ過ぎていますね。結果どうなるの…?と言われると知識てんこ盛りになって、文法書が不必要に分厚くなる結果になります。

受験英語の場合大学のレベルが上がるにつれてしょーもない文法系の問題は減る傾向にあるはずですが、東大でさえ文法ミスを探す問題でsecneかsesneか?みたいなめちゃめちゃしょーもない問題が出たりしますからね(程度の低さに衝撃を受けたので今でも覚えています)。

まだ結構覚えていますが

There is no Ving/ It is no use Ving/ 仮定法のif省略関係沢山/比較の変な文法沢山 etc…

受験をされるのであれば覚えたほうが良いと思いますが、留学される方/TOEFL/IELTS or それ以上のレベルの非日本English examを受ける場合は全部不要です。少なくともTOEFL/IELTSを短期間でスコアを少しでも上げたい場合は不要です。

何でですか?って言われると、そうですね。日本で扱われる文法って通常の文法を破るような特殊なcaseを扱いまくってる or 慣用表現を扱っているからですかね。

日本語の文法にもイレギュラーな表現をする用法はあるはずですし、慣用表現等も使うには使うと思いますが(氷山の一角等)、これらを勉強する必要性がある外国人って少なくとも私が今ここで書いている日本語のレベル程度は操れないと意味ないですよね?

文法は重要ですか…?と言われるともちろんyesと答えますが、留学用の文法(TOEFL/IELTS等)と日本人が書いたおもに日本の英語教育用の文法ではそもそもReferする内容が違いますのでこの点はご注意ください。
そもそも文法が好きな人の割合。それも色々な文法知識を覚えなければいけない、って言われてhappyな人は殆どいないと思いますので、これはとっても朗報だとは思います。

TOEFL/IELTS用の文法

Ifの省略/S is worth Ving等のマニアックな文法や氷山の一角のような熟語系の文法は全部覚えなくて良いです。そもそも例えばreadingやListeningでIfの省略の仮定法/S is worth Ving等のTHE IDIOMがどの程度の頻度で現れるのか?調べてみると良いです。私はcheckしていないので正確には言えませんが、体感で5回試験受けて一回遭遇しますかね…?
ではifが省略されている仮定法に万が一遭遇したらどうするんですか…?と言われると、その部分は読めなくてもTOEFL or IELTSのスコアに影響が出る確率は限りなく0に近いです。

そもそもTOEFL/IELTSのfocusはマニアックな文法表現の知識量や微妙なニュアンスの違いを問うような日本の(全くもって良くない)英語のfocusとは大きく異なります。

例えばreading/listeningであれば各段落の内容が取れるかどうか?を聞いてきますので、materialの内容や展開の流れが追えるかどうか?の方が変な文法知識よりもよほど重要です。大筋の内容を正確にとるにはどうすれば良いか…?ですが変化球を除く全てのsentenceの構造を瞬間的に把握する能力が必要です。これって日本人の方が思い浮かべるような文法の知識、とは毛先が異なります。

ifの省略等は勉強しなくて全く問題ないと思いますが、もし万が一遭遇したらどうするの…?と言われると、遭遇した場合は、仮に文構造を正確に把握できる英語の基礎力がついているのであれば、まず何らかかなり特殊な文法が使われている、ということは理解できると思います。それができればその分はskipしてしまって問題ありません。そもそもここでも説明していますが、ほんの数%しかないであろう、irregularな文法や慣用表現はskipしたとしても全体的な内容理解が損なわれることはありませんので日本の英語教育で扱われているいるような文法知識は学習されなくて問題ありません。

Speaking/Writingも同様で、特にSpeakingは顕著ですが文法の精度を高めようとした結果満足に喋れなくなってしまうと点数は返って低くなります。そもそも我々日本語を話す場合もspeakingの場合は文法の側面がかなり緩くなりますので、英語も同様に文法精度を高めるよりもまずは伝えたい内容のdeliveryを行えるようにできる方が重要です。

Writingの場合そもそもそんなマニアックな文法は使っても点数向上には関与しませんし(これはWritingのsectionで説明する予定ですが)、そもそもTOEFL W 20-23/IELTS W 6.5以下の方はnotマニアックな基本的な文法事項の運用でエラーを頻発させているはずですので文法事項を増やすのではなくfundamentalな文法の運用を正しく行えるように学習すべきです。マニアックなidiom等を使うことはそもそもTOEFL/IELTS levelでは求められてはいませんので。

Fundamentalな文法事項

これはどうしましょうかね。時間と気力があれば簡単に別に紹介しても良いですが。

何度かfundamentalな文法は必要、と説明していますがそもそもfundamentalな文法って何やねんと言われそうなのでclearにしておくと、文の構造に影響を与える文法事項は完璧に抑えてください。全部と言っていて漏れがあると困りますが

  • 不定詞
  • 動名詞
  • 関係代名詞系(関係副詞なんてものもありました?)
  • There is/are
  • 分詞/分詞構文
  • 比較
  • It is…to…/It is….that
  • 挿入
  • 使役
  • what (これだけちょっと特殊なので)
  • 前置詞

どれも重要ですが特に前置詞はあちこちに飛び火しますので重点的に詰めた方が良いでしょう。

これとちょっとマイナーですが

  • 倒置
  • 感嘆文

流石にGive me the penのような超基礎はskipしていますが(正直なところこのレベルが怪しい場合はTOEFL/IELTSはmission impossibleです)これだけ抑えておけばokでTOEFL110/IELTS8.5も十分取れるでしょう。他にもマイナーgrammarはあるかも….しれませんが今出てこない時点で死語のような状況になっている事になりますのでどのみち必要ありませんね。

完璧に抑えてください、ってどんな状態を想定していますか…?と言われると、あらゆる文章においてそのstructureを正確に把握できる状況になればokです。訳せる必要性はなくstructureを取れるようにしてください。

もっと具体的にアドバイスしておくと上記にreferした何らかのgrammarが使われている場合。
どのようなgrammarが使われているのか認識できるようにすること。特に英語の場合右に行くほど詳細情報が足されて行くことになりますので、左に位置している何らかのphraseに対して意味が何らかの方法で足されます。次いでそのgrammarがどこに対して修飾するのか?を正確に判断できるようにすること。何ちゃら用法なんかも不要です。

これがすべてのsentenceに対して行えればgrammarの勉強はskipされて良いでしょう。倒置やそのほか何らかのかなりireggularな文法が仮に出現した場合。Fundamentalなgrammarの運用が身についているのであれば何か特殊な文法が使われていることは直ぐに理解できるはずで、あとは文脈に頼って何となぁく内容だけ掴んでおけば問題ありません。

文法知識よりも運用能力

恐らく英語だけでは無いと思いますが、言語は正確な知識量よりも実技における運用能力の有無の方が余程重要だと思います。日本の受験においては必ずしもそうは言えない…かもしれませんが少なくとも留学希望のTOEFL/IELTSの受験生には特にそうです。

英語はどのようにすれば読めるように(聞けるetc…)なりますか?という質問は自転車がどうやって乗れるようになりますか?どうやったら泳げるようになりますか?という質問にかなり類似しています。

正しい自転車の乗り方なんて程々で良いのでたくさん乗る練習をした方がはやく乗れるようになるに決まっています。

英語も同様である程度最低限のruleは理解しておかなければ大事故が起きますが、それを抑えているのであれば実用的な方法で反復練習をしてしまった方が上達は速いです。そもそも文法bookを完璧に潰したところで実際にTOEFL/IELTS levelの英語を8割程度理解できるようになるまでにはかなりの時間を要するのはドメであれば経験済みでしょう。

文法はマニアックな用法等の知識をたくさん詰め込むのではなく最低限のruleを理解した上で実践の中で反復練習によって運用能力を高めない限りTOEFL/IELTSで点数を取ることは不可能です。

TOEFL/IELTSの内容が理解できない理由は根本的な文法が抜けているよりも正しく識別運用が行えない影響/できたとしてもそもそも遅いという理由が比較にならないほど大きいです。

まとめ

Grammarを軽視している訳では無いので簡単に締めておくと

TOEFL 60/IELTS 6以下の場合。非常に高い確率でgrammarに穴が空いているに違いないので上記listのgrammarの運用

もう少し厳密にはTOEFL R 10点代/IELTS R 6.5未満の場合そもそも基礎的な文法事項に穴ぼこが空いている確率が極めて高いので単語にめどがつく段階で上記の文法事項を埋めた方が良いでしょう。

それ以上の英語力を所持されていて若干不安な場合も同様です。

この辺りはreadingの際に触れる予定、ですが原則all sentencesのgrammar認識およびどのように何に対して修飾するか?というその方法のruleを学んでください。

Readingの読み方 etc …はまた別のtopicなのでこの辺で。クセで英語を混ぜてしまいますがこれ全部日本語で記載すべきでしたね。まいっか。

投稿者 K and M

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