TOEFL VS IELTS

TOEFL/IELTS 総合情報

TOEFL/IELTSどちらを受けるべきか

長くなりますので結論からお話します。

TOEFL 100 IELTS 7以上を狙う場合はIELTSの方がスコアを獲得しやすいです。

TOEFL 80 IELTS 6.5 を狙う場合はほぼ互角になると思います。

条件付きでIELTS Rで7以上を安定して取れる場合・勉強自体が得意な場合はIELTSの方が出やすいと思います。

TOEFL60 IELTS 6を狙う場合はTOEFLの方が狙いやすいと思います。

スコアの算出方法

IELTS>>TOEFL

IELTSがband scoreという(よくわからない)scoreの算出方法を用いているのはご存知かと思います。各セクションの平均をとって0.5刻みでスコアが算出されますが、端数が出た場合 (0.25 point) 点数を繰り上げてくれます。例えば全体のスコアの平均値が4.25の場合4.5へ。6.75の場合7へ繰り上げが行われます。

スコアのcomparisonですが

TOEFL 100 = IELTS 7

TOEFL 80 = IELTS 6.5

TOEFL 60 = IELTS 6

ETSの調査によると、上記の関係性が成り立つ、と報告をしていますがこのスコア帯であればこの関係性はかなりの精度で成り立ちます。

上記の点数帯付近においてはTOEFL 20点がIELTS 0.5 pointに相当することになります。IELTSのバンドスコア、という粗いスコアの算出方法により下記が成り立ってしまうことになります。

TOEFL 90 = IELTS 6.75 = IELTS 7 (繰り上げ結果)= TOEFL 100

TOEFL 70 = IELTS 6.25 = IELTS 6.5 (繰り上げ結果)= TOEFL 80

TOEFL 50 = IELT 5.75 = IELTS 6 (繰り上げ結果)= TOEFL 60

上記のようにIELTSの場合繰り上げされる点数 (5.75, 6.25, and 6.75)をTOEFLで獲得したとすると、それぞれ約90/70/50点となりますがTOEFLではなくIELTSを選択する場合それぞれ100/80/60点に繰り上げされてしまいますのでIELTSの場合点数をドーピングさせることができる可能性を秘めています。TOEFL 100を狙う場合IELTSでは90点相当の点数を取れれば良いわけです。

これだけの情報から判断するとどう考えてもIELTS一択ですが、IELTSの方が一律で点数が取りやすいか?と言われるとそれはNoになります。

相対評価VS絶対評価

TOEFL>IELTS

IELTSとTOEFLのscore算出方法ですがもう一つ大きい違いとしてTOEFLはpercentileを採用している一方IELTSはしていません。TOEFLの場合は相対評価でスコアが決定されますがIELTSの場合絶対評価で決定されます(少なくともこれを書いている時点で、になりますので今後変更される可能性があります)。

TOEFLの場合難易度に比例して点数にカーブがかかります。例えば難易度が低ければ素点計算されるが難易度が高ければ難易度が低い回との差が出ないように減点の率が軽減されます。一方IELTSの場合難易度に関わらず一律に正解数に基づいて採点をしてきます。簡単だった回の時に点数が高くなる訳ではなく、基本的に難しい回に当たれば点数が大きく下がるというイメージを持っていただければ良いと思います。ご察しの通り全ての問題でtopicによりかなり難易度にばらつきが出ますので点数はかなりブレるのですが、TOEFLの場合例えばReadingで最高点28をとっている方が20をとってくるというケースは大事故を起こさない限りは、基本的に起こりませんがIELTSの場合Reading最高点 7.5の生徒が6を取ってくるということがTOEFLと比較すると格段に高い頻度で起こり得ます。IELTS 7.5はTOEFLの場合100点を越えてくる計算になりますがIELTS 6 の場合60点相当ですのでTOEFLと比較すると考えられないほど点数にブレが大きくなります。点数が大きくブレる事を許容している代わりにband scoreという大雑把なスコアの算出方法を取る事で中和している、というイメージを持っていただければ良いでしょう。

Reading比較

TOEFL>IELTS

TOEFL/IELTSで決定的な違いはReadingの難易度です。IELTSの方がTOEFLよりも難しくなっています。TOEFLが2019年の夏頃に改定されましたが、改定前とほぼ難易度に変化はありませんので気にされなくて良いでしょう。

1 passageあたり平均

TOEFL 18分 10問 about 700-800 words

IELTS 20分 13問 about 800-900 words

Passageによりけりですが平均的にIELTSの方が100 words程度若干読む分量が多くなっています。まともに読み切って解答ができるようになってくるのはTOEFL R 20 IELTS R 6.5程度からになりますので、Readingの実力が以下の方の場合はこの時点でIELTSの方が苦しいです。トピック自体は若干IELTSの方が具体的な内容を扱う傾向にあり(例えばある時計が動くメカニズムなど)TOEFLの方が若干難しいconceptを扱う傾向にあります。内容自体はIELTSの方が若干簡単かもしれませんが内容が具体的になるとイメージがしづらくなりますので、読みにくさはどちらも同程度かと思います。1問あたりにかけられる時間を考えると単純計算でTOEFLは108秒ですがIELTSの場合は92秒(どちらもreading時間を考えない場合)になりますのでこの点でもTOEFLの方がeasyです。

ここまでの判断材料で既にTOEFLを推したいのですが問題の問われ方がTOEFLとIELTSでは異なります。

TOEFLの場合原則最後の1問を除き基本的にparagraph毎にquestionを出してくれますので指定された箇所から解答を探せば良い、と言うことになります。一方IELTSの場合解答がどこのparagraphに記載されているかどうかを自分で探す必要がありますのでこの点TOEFLと比較すると大幅に時間を取られるでしょう。

相性にも依存はするかと思いますが、80点程度、6.5程度を目指す方はTOEFLの方がreadingは稼ぎやすいと思います。実際私も両方問題を解く際若干IELTSの方が面倒だ、と感じますのでTOEFLの方が明らかにeasyです。

Listening比較

IELTS>TOEFL (7, 25以上を狙う場合)

TOEFL = IELTS (7, 25以下を狙う場合)

IELTSはあらかじめ問われる問題を把握することができる一方TOEFLの場合は全てのlectureを聴き終わるまで問題が隠されています。

ここだけから判断するとIELTSの方が圧倒的に簡単そうですが実際どちらもあまり大差はありません。

問題があらかじめ見える以上何のtopicについて話されるか、をListeningだけではなくreadingの力に頼ってinputできますので大筋を捉えやすいのはIELTSかと思います。

IELTSの場合TOEFLよりもdetailの情報を聞いてくる傾向があると言うこと。TOEFLの場合基本は4択になりますがIELTSの場合は単純な選択問題が少なく半分程度は穴埋めを行うことになります。ある程度listeningで内容をしっかりと把握でき始めるのは大体TOEFL 25/ IELTS 7程度の実力をつけてからになります。この点実力不足の大部分のTOEFL受験生は “何となく”Bを選ぶという選択ができますがIELTS受験生の場合分からなければ確実に失点します。

出題形式の差異はありますがどちらのテストを受験されても結局のところ求められている、聞いて理解する、という能力は同程度のものが求められていますのであまり気にされなくて良いかと思います。

ただしやはり問題が隠されている以上、仮に理解できていたとしても予想外の問題を聞かれれば失点しますのでこの点高得点はIELTSの方が狙いやすいでしょう。

Speaking比較

TOEFL = IELTS

TOEFLの場合聞いて話さなければいけない問題が大部分を占めますのでListeningができなければ苦しいです。ただしListeningができなければ苦しいのは割と高得点 (S 20以上) を狙っていく場合で15-19点程度であればListening力からの影響は懸念されなくても意外に点数は出ますので問題はありません。英語を話せないことの方が点数に大きくdamageを与えますのでIELTSにしたところで変わりません。

TOEFLでもIELTSでもどちらの試験でも同程度のスコアが出ますが聞いた内容を喋って良い、と言う点を逆手に取れば自分の言葉で話す労力を軽減させることができますのでTOEFLの方が23点以上の高得点は狙いやすい(speaking力自体は誤魔化しやすい)と思います。

表ではあまり言われていないかもしれませんが、最大の違いはIELTS SはTOEFL Sと比較して採点官によりかなり点数の出し方がマチマチで、点数が安定しにくい為要注意です。

Writing比較

TOEFL>IELTS

TOEFLの方がeasyです。高得点を狙おうとすればするほど顕著に差が出ます。Task1の場合TOEFLは毎回同じformatで解答を行える一方でIELTS Task1はグラフの種類や扱われるdataの数等により書き方を完全に統一することができません(高得点を狙う場合)。

欠点としてTOEFL Task1の場合はSpeaking同様にListeningの影響を受けます。ただしこちらもspeakingと同様になりますが低レベル帯 (20点以下)においては英語が正しくかければ点数は貰えるためListeningの聞き取れないことによる影響は気にされなくて良いでしょう。英語を正しく書けないことの方が比較にならないほどdamageを与えます。

Task2においてですが、IELTSの方がEssayとしての質をより高く評価する傾向がありますがこれも高レベル帯 (TOEFL 25以上ILETS7以上)から差が出始めますのでそれ以下のスコアで良い方は気にされなくて良いかと思います。 TOEFL 24/IELTS 6.5程度までは英語が正しく書けさえすれば点数は比較的貰えるためWritingによるTOEFL/IELTSの選択は多くの方にとってあまり重要ではありません。

第2の点数ブースト

ここまで読んで頂き総括すると難易度自体はIELTSの方が高いですが、IELTSは平均点の切り上げ以外にもう一つ強力な点数ドーピングを行うことが可能です。

例えばIELTSで7を狙うとします。この場合インプットであるReading/Listeningにおいて点数が取れるとします。

R 8 L8と言うスコアが仮に取れたとします。

この場合R 8 L8 S 6 W 6を獲得すると平均がちょうど7になります。一方この受験生がTOEFLを受験したと仮定して、S 6 W 6をTOEFLへ換算させると約ですがS 15 W 15となりますが、仮にS 15 W 15だとするとTOEFLでReading/Listeningでそれぞれ満点を獲得したとしても合計 90でスコアはうち止まり、100には届きません。

R 8 L8 S 6 W 6と言うスコアをTOEFLへ換算させた場合 R 40 L 40 S 15 W 15となり合計100と判定がされます。実際にTOEFLのスコア上限は30ですがあくまでIELTSの場合机上の計算を行うと各sectionの上限を越えてしまいます。

純ジャパの日本人でReading以外が得意な人は限りなく0に近いと思います。Readingがどれだけ得意であってもTOEFLの場合上限は30だが、IELTSの場合Readingで30以上のスコアを獲得できてしまい、総合点を大幅に押し上げることが可能と言う背景があります。IELTSの方は難易度が高いにも関わらずスコアが取りやすい、と言われているのはこのスコア上限のlimitを外すことができる、と言う点にあります。

基本的に目標スコアの0.5以上高いスコアをIELTSのreadingで取れる場合に限って (total 7目標の場合は7.5以上/、total 6.5以上目標の場合7以上) IELTSの方がTOEFLよりも圧倒的に目標点を獲得しやすいかと思います。

R 8 L7 S 6 W 6 で平均が6.75、トータルが7 (TOEFL100)換算がなされますがこれをTOEFLにconvertすると R45 L 25 S 15 W 15 となってしまいますので上限を外せること、と切り上げによるadvantageを組み合わせるとIELTSのスコアメイキングはTOEFLよりはずっと楽になるでしょう。

どのようなテストでも点数が高くなればなるほどカーブがかかりスコア上昇は阻まれます。TOEFLの場合は20点までは比較的スムーズにスコアを上げられますが20点を越えてくると若干上がりにくくなり、25を越えてくるとさらに強いカーブが掛かります。特に28以上になるとcarless mistakes等にも影響を受けてしまうので仮にReadingの実力40点の方が受験されても28と言うスコアは取り得ます。一方IELTSの場合も6.5を越えたあたりから若干スコア上昇にカーブが掛かり始めますが7と25、または7.5と30を比較すると圧倒的にIELTSの方が点数上昇を行い易いです。IELTSはスコア上限が9であるためTOEFLよりも後半のスコアは圧倒的に伸ばしやすくなっており得意分野での点数ブーストをかけやすくなっています。

例えばR 25を28にするためにかける労力でIELTS Rの場合は 7から8へスコアを伸ばすことができることになります。TOEFL 3点分とIELTS 1点分は計算上同じようには扱われないので、費用対効果が圧倒的にIELTSの方が高くなります。

日本よりははるかに英語先進国の中国ではTOEFLではなくIELTSがブームになっているようですが、理由はこれらのカラクリの為かと思われます。

上記の理由で特にhigh score rangeにおいては圧倒的にIELTSの方がスコアを出しやすくなっています。おそらく一部の学校はこのような背景を理解しておりIELTSの場合は全てのsectionで7以上を取ること、と条件をつけてくる場合があります。この場合TOEFL換算をかけると105程度の難易度になりますのでこの点は要注意です。

ただしIELTS 6.5/6 or TOEFL 80/60 程度を目指す方は気にされなくて良いでしょう。目標スコアよりもひと回り以上高い実力を準備することになりますので、受験前から元々readingができた/勉強が得意でRやWで点数が稼げる等のadvantageがない場合はこのブースト方法は無視して無難にscore makingすべきです。スコアが上がるにつれて時間投資対効果が激減しますのでcost performanceが下がってしまいます。

以上はacademicの面のみにfocusしておりこの他私はtypingができない。人だと緊張するので機械に吹き込む方が良い etc…個々の状況に応じてどちらの方がfitするかは変わりますので一情報として捉えてください。

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