エッセイ作成時/完成時/出願直前期に、この内容でエッセイは問題ないか?と当たり前ですが良く聞かれます。

研究系/理系よりのtechnical essayの場合の判断はeasyです。所謂Essay要素を入れ込む必要性はそもそも有りませんので、SOP方式で機械的にlogicalに説明をしていけばそれで事が足ります。この場合admission expectationを満たせるだけのessay qualityを作成させる事は難しくはありません。ただし元々かなり具体的な志望動機がある事が前提にはなってしまいますが。

Essay要素が入り込んでくるPersonal Statement TypeのEssay提出を求められる場合。判断が格段に非常に難しくなります。特に大学院ですね。大丈夫かどうか?つまるところどのようなstrategyを取るかどうか?はエッセイ以外からの要素をかなり強く受けることになりますので一概にテンプレ的判断を安直に行なってはいけません。

そもそも取るべきStrategyに絶対的な正解はありません。

何度か説明させて頂いていますが、そもそもの前提として厄介なのがEssayに絶対的な答えが無いからですね。Personal Statementの提出を求める大学や大学院はハッキリと第三者からのfeedbackを貰わないように、と明記しているProgramもあると思います。MBAやLLM/MPP/MPHなんかでも見かけると思います。

特に原則学ぶべき対象が大きく異ならない限り、大きい枠でみると同じような資質を見られることになりますので原則Professional RelatedのProgramでは型にはまっている or Academic Worldで提出を求められるような、個性が潰されたお堅いessayは求められてはいません。

実際に出願されるadmissionにback upで伺ってみると良いと思います。

日本人の出願者の方が書かれているものの大部分はテンプレ式エッセイに該当します。

このようなテンプレ式エッセイは、エッセイのみの軸から判断されると大きくプラスとして働く事はほとんどないと思います。

例えばですがLeadership Essayをテンプレ式で描写する場合原則自分はXXXのprojectでXXXのようにLeadershipを発揮しました、という大きい枠組みで組み立てることになると思いますが、XXXの内容がそれぞれ変わっているだけです…よね?

では悪く言えば個性が潰されたEssayを作成する事が悪いかどうか?ですがこれは一概に悪いとは言えないのでだからこそ判断が難しくなります。

個性が潰されているEssayは、逆を言えば非常にdefensiveに機能することになります。今年出願された方達も、例えばですがLeadershipをこのように発揮しました、と自分のユニークな経験を混ぜてlogicalに説明しながら組み立てるapproachを取るかたも居ますし、取らない方も居ます。

Fulbright EssayのSOPを読んで、できて居ないと思う方は非常に少数になると思います。一方でRiverやPianoを読んですごく出来ていると思う方の割合は、この内容を読んでいる層を対象にすると激減すると思います。特にPianoがなぜstrongなのか?の理解がある程度しっかり出来ている方の割合は体感で5%程度しか居ない印象を受けて居ます。どの点がどのように優れているのか具体的にreportを書きなさい、と言われたら書けませんよね…?例えばですが、完全にJapanese backgroundのadminに当たる場合Pianoを書いたらEssay Portfolioは大ダメージを受けるriskがかなり高まります。

ただしでは例えばですがChicago Lawに出願する場合。逆にSOP式のdefensiveのessayを提出する事に対するriskが浮上します。PianoはChicago公認なので、pianoように尖らせている物の方が合格しやすいに決まっています。Riverも同様です。

では学校毎に特徴掴んで変えればいいやん、と言われそうですがこれが、残念ながらそうもいきません。留学して良く理解できましたがEssayは本当に厄介で教授levelでもgradingが非常に曖昧です。酷い(失礼)professorに当たるととんでもないスコアをもらう事になりますので、First Essayのスコアが安定する事はありえませんでした(全部結果Aでしたが)。実際にreadingをする人物のtaste/教養/知能 levelに一任されることになりますのでdefensiveに作成させることもまた大きなriskになり得ます。

強い考察をかける事なしに、+ αの演出はせずに手堅くdefensiveに作成する場合、Essay gradingではimage ギリギリpassのC辺りを狙うイメージを持っていただくと良いと思います。

どのように判断すれば良いですか?と言われると難しいですが

School Competitiveness

Background

の2点から判断されると良いでしょう。

まずschool competitivenessがかなり戦略に影響します。

学校のlevelが上がれば上がるほど、当然ながらapplicantsの層が厚くなりますし、より教養/smartなadminに当たる確率が絶対的に高まります。Schoolのlevelが高まれば高まる程ガチで凄いessayを書いてくるapplicantsの割合が高まりますので(riverみたいな)、defensiveな手堅いessayを作成するのはriskが高まります。この場合essay要素以外のbackgroundが相当強くないと合格する事は困難になりますね。

逆に特別強いbackgroundでは無いと判断できる場合かつtop schoolに出願したい場合は考察を掛けまくった尖ったものを提出した方が合格は狙えます。いうのは易しで作成する事は困難ではありますが。

大学院の場合実際合格されている方達を見て居て思う事は

Backgroundが強いとは

MBAの場合

  1. 希少なsectorでかつ具体的な志望動機がある。
  2. 何らかの(できればprofessional)Global Experience
  3. Start up経験がある

超分かり易い差別化要因は上記3点ですかね。これ以外の場合、実際Resume 10個ほど集めてXXX会社でXXX projectを達成!と書かれて居たところで正確にranking付する事は困難を極めます(実質超主観的になりimpossible)。XXX projectが余程凄まじい場合は差別化できますが社会人5年程度で他者を圧倒するほどの凄まじいachievementは、大きな会社に所属している場合は通常手に入らないでしょう。

LLMの場合難しいですね。もっともeasiestであるのはresearch backgroundが強いかどうかが比較的簡単に差別化を行えます。案件basedの差別化は通常困難を極めます。みなさん優秀なので…

MPHも同様です。Experience面での差別化は原則行えませんので(皆さん同じように研修されて同じように病院に勤務する事になると思いますおので)、絶対的なadvantageを取りたい場合は、とにかくなんらかのresearch or 病院以外のhealth関係activityを行なっておいてください。

MBA/LLM/MPH以外の場合。今年いらっしゃいましたがEnvironmental Policyや Public Policy etc…系ですかね。

出願先のprogramと自身のprofessional experienceのrelationが強ければ強いほど合格率は爆上がります。例えば官公庁でそれらのpolicy makingに携わっているだけでどこかしらのtop schoolへはまず合格できるでしょう。そもそもapplicantsの中でそのような恵まれた環境に居る割合自体が非常に少数になるはずです。

残りの枠としてはcareer goalの見通しが良い場合も差別化要因にはなり得ます。例えば今は企業で働いて居るが親が安倍首相で議員になりたい。そのためにMPPで学びたい。等出ればどこかしらのtop schoolは必ず合格できるでしょう。

Backgroundが強いと判断できる場合。超top school (とりわけ米国、例えばMBA top 3)になるとかなりグレーな面も出てくると思いますが、エッセイ以外のportfolioで合格ラインすれすれの戦いを避けられる方は一定数いらっしゃいます。基本的にmaster programのinternational studentsはお客様なので、学校のレベルが下がれば下がるほど必ずどこかのラインでは優位に戦える事には必ずどこかのラインではなりますからね。合格者の中で一位を狙いに行く必要性は無いと思いますので、手堅いtarget school辺りを受験される場合はdefensiveに手堅く自己の強み/志望動機を丁寧に描写するstrategyを取る事は大アリだと思います。どの程度のラインから手堅いか?の判断は難しいと思いますが、特にMBAの場合在校生との接点が持ちやすいと思いますので自分で情報を集めればそれだけである程度の立ち位置は理解できると思います。

そのほかの場合も複数本Essayの提出を求められている場合。手堅く一本は丁寧にSOP式で描写/もう一本は思考重視で尖らせる。一本のEssayをSOP/PSの中間levelに調整する、等幅の利かせ方は多いですが、結局正解と呼べるstrategyは無いでしょう。

直前の時期様々なfeedbackをもらう事が多い人が多いと思います。今年もいらっしゃいましたが中にはめちゃくちゃ(だと思われる)アドバイスを貰うこともあると思います。

私が留学した当初、知り合いにHarvardの学部へ進学された方が居ましたが、彼がApplication Essayなんてfeedbackもらわないでしょう。だってfeedback貰ったら自分のessayではなくなるもん。

と言っていたのを聞いて、なるほどね。と思った事が記憶に残っています。そこまでextremeにする必要性は絶対にないと思いますが、誰かがXXXが良いと言ったから良い。その誰かが仮に世界一Essayのかける人であっても自分の頭で明確にその理由がわかっていないのであれば or どのようなessayに仕上げたいのか?のvisionが定まっているのであれば最後は自分で判断すべきだと思います。

今年も、どちらでも良いと思うが不合格になったときに、自分でより納得できる方を選ぶべき、とアドバイスさせて頂きました。

おそらく存在するであろう唯一の正解が、とにかく誠実に問いに答える事。

聞かれている設問を良く読んで、何を答えなければいけないのかclearにした上で、その問いに誠実に答えてください。これができていない人が非常に多いため直前でも何度も書き直しをして貰った方が今年も大勢います。

聞かれているのが志望動機 and why this schoolであれば自分の強み or 自分の経験等に尺を割く事は求められてはいませんよ(それが直接的にしっかりanswerにつながるのであれば問題ないですが)。

Why this schoolを聞かれているのに(例えばStanford MBA) Why MBAを書くのも、明らかにoff topicですのでご注意を。

手堅くSOP方式でいくのか? Or よりdeepに考察をかければ良いのか?

絶対的な正解はありませんので色々と学習された上で最後は自分でinitiativeを取って作成してください。

ただしdeepにする場合はムズイので十分時間を取ることを忘れずに…

おまけ: 手堅いSOP方式で作成する場合。無駄に高いカウンセラーから受けるであろうエッセイの書き方はある程度主要な問いごとに順次公開させて頂きます。流石に細部まで全部は無理かもしれませんがご了承を。

投稿者 K and M

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