価値観/学び/ストーリー
結構生徒の方から結構の頻度で耳にします。特にある程度情報収拾をされている or 根本的な学習をskipしてエッセイ作成に取り掛かっている方から耳にする頻度が高いです。そしてなぜかMBA出願者からの頻度が最も高くなっています(変なカウンセラーのせいでしょう)。
価値観
まず1点目ですが価値観を書くかどうかに関してです。これに関して最も耳にする頻度が高いですね。
価値観を書く、ということは結論から言うと限りなく黒に近いグレー。私の感覚ではかなり違和感が強く米国で様々なEssayを書きまくりましたが一度も耳にしたことはありません。(ので、間違っていますかね。笑)
何故か日本で言われているだけで価値観書いてください、と英語の情報(schoolの公式page等)で書かれていることを見たこと無いですよね。日本はEssay超後進国なので日本のmarketが間違っていると思います。
SOP式で作成させる場合はそもそも価値観なんぞ不要ですので考察していたらその時点でNGです。Personal Statement方式 or Essay要素を含ませながら作成させる場合価値観 “らしき”ものがEssayに現れることは実際にあり得ます。価値観っぽいものが反映されることは有り得るは有り得るのですがそもそも根本的に間違っていることがEssay作成段階において価値観らしきものに対する考察を行うことはしません。あくまで結果的に価値観らしきものがEssayに現れるのであって、価値観を考えて反映させる、と言うことは一切しませんので価値観を考えている時点で根本的にズレています。
これどこかに書いた気もしますが、仮に価値観を書くことを求められているとすると評価されやすい価値観/されにくい価値観と言うものが存在するはずですがではどのような価値観を書けば良いの?と聞くと答えられないでしょう….
学び
Learning系統は単に聞くだけではなくて、たまにですが見かけますね。問題自体に組み込まれていることもたまーにあると思います。
一旦問われているかどうかはおいておいて、XXXと言うことを学びましたと書くかどうか?そもそも考察の段階で何かしらの経験から何かを学んだんだろう…?と考えることがあるかどうかですが有りません。これを実際にやっている方を毎年何度も何度も見かけますが上手くいった試しが一度もありませんので、私が考えていないだけではなく考えるとマズイと思います。
学びでも価値観でも同様なのですがこういった類の事を考え始めるとEssayが相当小さくまとまります(この感覚が皆さんわからないので苦労されるのでしょうが)。
こやつも価値観と全く同様で、結果的に出現する事がある。と言う表現が正しいですね。例えばProfessional ExperienceのFailureからの学びを書け。と出題された場合。
エッセイネタにされるであろうProfessional ExperienceのFailureから何を学んだのか…?と考えるのはNGです。
実際やって頂くとわかると思いますが、超平凡な結論になりますので大幅にqualityがdownする事間違いなしです。
ストーリー
この子も結構耳にしますね。何らかのstory性が必要かどうか?全くもってNoです。結果としてStoryになることはありますが、これもあくまで結果的になるのであって狙ってする必要性は全く無いです。私が書いたSialingはStory性ほぼ0ですよね。
ストーリーとはそもそも時系列順に話を進める or Aが起きてBが起きてだからCが起きる。のようなFlowを作るわけではありません。Essayの書き手のlevelが非常に高い場合。仮にstoryなるものが組まれている場合もっと本質的に、前のparagraphの内容を受けて次のparagraphを展開してくることになります。もっと本質的な部分でflowを組む必要性がありますが非常に難しく、ストーリーなるものを組もうとしていてできているものを目にすることは稀ですねかね。
念のためですがSOP方式の場合storyも不要です。
ブレスト
0-1部分のcore部分を用意いただいて過去そのままそれが最終draftまで残ったのは私の記憶ではMr. Humanityだけです。これだけは形はかなり変わりましたが元々の0-1がそのまま最後に残っています。
エッセイネタにされるであろうProfessional ExperienceのFailureから何を学んだのか…?と考えるのはNGです。
実際やって頂くとわかると思いますが、超平凡な結論になりますので大幅にqualityがdownする事間違いなしです。
こう説明しましたがguessすると理解いただける方は非常に少ないと思います。
Essayの本質部分が仮に理解できていたとしてもみなさん組めません。組めないどころかどのネタを中心に組み立てて行くべきか?すらできません (過去Humanityだけでしたので)。
理由はわかっておりこれってかなり数学説明の感覚に近くなります。
数学ってできない人達は正しくはないやり方を行い、できる人ほどより美しくsuperiorなprocessで回答を導いてきます。なんでできない人達がやり方を間違えるか?できる人達がより正しく選択を行えるか?ですができない人達の場合、自分が選択した解答方法をとった結果どのような結末になるのか?が分かっていないんですよね。できる人達がなんでそんな解答取らないの?と言われると、答えが出ないであろうということを事前に見通してこれるからです。
Essayも一緒。過去Mr. Humanityだけが0-1部分がそのまま採用され他の人たちは全滅でしたが、全滅する理由が数学同様に見えていないからです。そのようなネタ/topicを据えて考察を行うとどのようなqualityに仕上がるのか?が。
私の場合いくつかepisode頂ければ使えそうな順番にrankingできます。他人のものでも可能です。
なんでそんなことできるんですか?と言われると先がだいたい読めるからです。よくなるpotentialを持っている題材に関してはどのような展開になっていくのか?は完全には見切れませんが(人のエッセイですからね)、逆に悪いものに関してはだいたい終着が見えてしまいます。
逆にEssayの考察がうまく出来ない人の場合はこの見通すことが出来ないんですよね。ここが非常に難しい為に苦労されるわけですが。この点Humanityは実際高い評価を得られていますが、これは見る人が見れば非常に妥当な評価ですね。Why?ですがこの男は物事の本質を見抜く能力が他の方よりも圧倒的に高いことの証明になるからです。
Failure//Challenge/Favorite Book
SOP or PS Formatで作成する議論はありますが、これらの問いが課されたら100% Essayの提出がexpectedされています。SOPで作成するのはoffですね。
例えばFailureを無理やり強引にSOP式で作成させるとこれ流石にMake Senseしません。まだLeadership Essay書くのであれば私はXXXのようにLeadership発揮しました!と自己アピールするのでしょうが、Failure Essayの場合私はXXXのようにFailuerしました!と書くことになってしまいますからね。だからよく聞くのがその失敗をどのように乗り越えたのかを書けば良い。みたいになっている、らしいですがなんでFailureの時だけfocusが変わってしまうのでしょうか…
そもそもWhat is your siginificant failure?と設問されていて、私はXXXのようにfailureを乗り越えました。ではanswerになっていませんので、gradingされるとすると大ダメージを負うことになります。私はXXXのようにfailureを乗り越えましただからAAAがsiginificant failureです!では全くもってanswerになっておりませぬ。
Challengeも全く同様でこれもSOPで作成させるというchoiceは真面目にessayを作成させたい場合はNGです。これもSOP式では意味不明でmake senseしません。強引にXXXのように乗り越えました!と描かれる方を毎年見かけますがそれではそもそも聞かれている設問に答えられていませんよ。
時間とお金をかけて犠牲者を増やさないためにアドバイスしますが、そもそもSOP式のanswer方式でMake SenseしないということはSOP式のエッセイ(SOPってエッセイではないのですが)は求められていませんのでご注意を。それで合格されている方がいらっしゃるのはEssayではなく単にbackgroundでadvantageを取っているだけですのでessayを参考にはされない方が良いでしょう。
まぁちゃんとしたEssayを書くことは難しいですし、色々事情がある方もいらっしゃると思うので一律にNOとは言えませんが、しっかりとしたものを提出したい方の場合はNOですね (costを掛ける意思がある場合)。難しいからこそ差が出て良いのですが。
Bookではなくても他の問いでもなんでも良いのですが、バックリそのほかのEssay君たちですね。これらはSOP式で回答することは不可能です。そもそもSOP方式による回答方法を仮に取るとすると意味がわからないことになると思います。例えばLLMであれば六法全書がfavorite book or その他法律関連の本を選んで法律知識をアピールする、等になるのでしょうか…?
人柄や価値観を書けば良い…のであればこのような問いの設定はされませんよね。SOP方式のXXXを書けば良いという表面的なアプローチは尚取れなくなります。このような問いが出題される学校へ出願される場合且つEssayにcostを掛ける意志がある場合はSOP方式はNGです。求められてはいませんので。
これらorその他のessayも本質的には全く同じapproach/考え方をしますのでquestion自体はdoes not matterであるのが本質です。ここの本質部分が怪しい場合はそもそも根本的な理解が甘いので、Essay書き始めはせずに良く理解することに時間を先ずは投資された方が絶対に良いですよ
MBA: MIT
先ずはregressionを参照ください。個別の学校に対する所感を述べ出すと大変なのでreluctantではありますが。
えー何故か社費が有利と囁かれているMIT君。確かに社費生の割合は他の学校より高めではありますが社費有利かどうかは私個人的にはかなり懐疑的です。一定のstatusを有利にadmissionを行うという一種の差別的なevaluationをもし裏で行なっているとすれば問題になるでしょうね、こういう事にうるさい国なので。(black boxなので真相は闇の中ですが)根本的要因は社費というstatusを持っているかどうか、以外の面にある気がしてなりません。要項を見れば社費が多めになる事が有り得る、ということに対しては私個人的には納得です。
MIT SloanのEssayですが、エッセイのお題としてはこの上なく設問センスが無いと思います。そもそもエッセイではなくCover Letterなので当たり前といえば当たり前ですがね。
MIT Sloan seeks students whose personal characteristics demonstrate that they will make the most of the incredible opportunities at MIT, both academic and non-academic. We are on a quest to find those whose presence will enhance the experience of other students. We seek thoughtful leaders with exceptional intellectual abilities and the drive and determination to put their stamp on the world. We welcome people who are independent, authentic, and fearlessly creative — true doers. We want people who can redefine solutions to conventional problems, and strive to preempt unconventional dilemmas with cutting-edge ideas. We demand integrity and respect passion.
Taking the above into consideration, please submit a cover letter seeking a place in the MIT Sloan MBA Program. Your letter should conform to a standard business correspondence, include one or more examples that illustrate why you meet the desired criteria above, and be addressed to the Assistant Deans of Admissions, Rod Garcia and Dawna Levenson (300 words or fewer, excluding address and salutation).
設問自体はちょっとessayっぽく見えてしまいます。こんなに不要に長くてCover Letterとしてもセンスが内容には見えますが…笑
これ実質300 wordsでfitを聞いていますね。ただし単純にfitを書けば良いというわけではなくcriteria aboveを元にせよ、と言っているので黄色を意識して書かなければいけませんが多いですね。多い割にはwordingのみ尖らせて有り内容は至って平凡です。
この学校とにかく特徴的であるのがWhy MBAをそもそも聞いてきていませんので志望理由はあまり重要視していないのでしょう。そしてやたら項目は多い上にたったの300 wordsしか枠が有りませんのでそもそも表面的にanswerをせざる終えないと思います。
Essayはおろか、志望動機も不要だとするとbackgroundの強弱がそのまま合否に影響を与える事になるでしょう。社費選抜を終えている方の場合平均的にbackgroundは私費の方よりも当たり前ですが強い傾向にある一方で卒業後の進路もホームランはないですが一定以上は手堅く保証されている事になります。エッセイ等は課さずにある程度優秀な方を手堅く選抜する方針なのでしょうかね。変人はscreen outされる確率が高いと思います。
これに関して私自身賛否は全く有りませんので好みの問題になると思いますが、社費の割合が高くなってしまっているのはこの特殊な要項の影響が大きいのでは?と私個人的には思っていたりします。他の学校との違いは基本的にEssayの内容にしかありませんのでEssayはやはり相当読まれていますね。つまり何が言いたいの?と言われるとですね。私費MIT Loverはstatusを負い目に感じる必要性は全くないと思いますよ、という事です。社費というstatusに対して有利に判定しているとadminからの情報はありませんので社費そのもののstatusが評価されているかどうかは甚だ疑問です。
以上踏まえるとCooking同様あくまで結果的である可能性は高いでしょう。社費確定枠を持っている企業が何社か、はあるようですがそれはMITに限った話ではないですからね。
エッセイ作成アドバイス
Lectureはメチャメチャ長くなりますのでここではしません。アドバイスです。
生徒から紹介頂いたものですがこちらのStanford MBA卒業生の方のアドバイスが非常に本質を突かれているので参考にされると良いと思います。
RossからWaitlist者宛てに送られてmailの一部になります。
Denied: There are many reasons for not being admitted, many of which can be addressed with another year (e.g., additional work experience and achievements, a stronger test score, more self-reflection and clarity around goals).
エッセイに該当する部分は黄色でself-reflectionを強くせよ、というアドバイスがされています。自己アピールではなくself-reflectionですよ。
エッセイの書き方はさておき、王道のエッセイはWho You Areです。エッセイで差別化させたい場合。合格者の中でも超上位を狙いたい場合のアドバイスですが(エッセイを勉強せよ、というもの意外ですね)、Stanford MBAの方およびRossにagreeでself-reflectionを行なってください。価値観を考える事はnot recommendなので念のため。
留学される方の場合のほとんど大半が特に大学院留学の場合
- Careerを広げたい (昇進等)
- Careerを変えたい (転職/起業 etc…)
職業絡みのProgramの場合ほぼ全員が1 or 2にbelongされると思います。Goalは評価対象である上にそれ自体に善し悪しはありませんが病院を経営したい/Fundを作りたい/XXX業界へ転職したい etc…そもそも留学後に何をするつもりなの?という部分が全くわからないのは良くありませんが、何をしたいか?なんて留学後に変わる人の方が圧倒的にmajorityでしょう。
Essayとして優れているものを作成されたい場合。留学後に何を学ぶのか?どの様にgoalとsynergyがあるのか?何故留学する必要性があるのか?等のtechnicalな理由は全く重要ではないので後回しにされて頂いて構いません。
何故起業/転職/昇進したいのか?XXXをやることが楽しい/嬉しいから?
では今後楽しいことをやっていれば今後自分の人生は幸福なのでしょうか?良く考えてそれでyesであるならその意志決定は尊重されるべきですがなぜその様に思うのか?単に楽しいから、では良いessayは書けません。
日本を変えるため。何かに貢献するため。目的自体にも優劣は無くなんでも良いです。何でも良いのですが何でそれをやりたいの?と過去にquestionして “本質的”にanswerを出来た方にまだお会いしておりません(ので皆さん非常に苦労されます)。
表面上の分かりやすい理由をpickされると一般論になりがちでdeepなessayは書けません。
キャリアを向上させること。お金を稼ぐこと。貢献すること。これらは全て一般的に良いとされている考え方で、それを追求して自分は本当に幸福になれるのか?satisfiedできるのか?
企業したい/転職したい等は多くの場合は単なる手段で良く考えてみるとそれ自体はあまり重要で無いことが多いと思います。
自分は今後どの様に生きていきたいか?優先させる/重要だと思う対象は人それぞれなので正解は無いと思いますが、この部分が良くわからないまま表面的なanswerをされると素晴らしいessayを書くことは難しくなります(Humanityはこの王道typeのessay formatではありませんので抜け道ももちろんありますが)。
一種の人生の指針の様なものですね。何で価値観では無いの?と言われると、ここの本質部分がしっかりと掘られている場合価値観っぽい内容ではなくなることが圧倒的に多いから、です。
ただこのanswerができないのってそもそも良くは無いですよね。Directionが定まっていないことになりますので。留学する/良いエッセイを書く、という表面的な目的は一旦置いておいて、本質的に自分はどの様に生きていくべきか?という指針を持たずに社会的に作られているrailを盲目的にただ走っているだけの可能性があるとすると、この留学準備は今後の長い人生をどの様に過ごしていくべきか?というself-reflectionをする為の非常に良い機会だと思います。