日常の英語学習における根本部分に対するアドバイスになります。主な対象ですがTOEFL/IELTSですかね。
内容的に重要なので別枠で先出ししておきます。個別のsection毎等で流れから逐一触れる可能性はあるので重複が出るかもしれませんので、その際は予め誤っておきます。ゴメンナサイ。
TOEFL/IELTS向けですがSAT/GMAT/GREも受験者も同様です。ただし比較的英語力が低めの方(TOEFL100/IELTS 7 未満)が対象の中心ですかね。
えーっと皆さん効率よく学習したいですよね。英語学習で効率的に学習する方法は…?ですが完璧を求めて勉強しないでください、という事ですね。
初めてTOEFLを見た時の衝撃は今でも覚えていますがこんなもん無理ゲーでしょ。と思っていました。実際にTOEFL/IELTSが無理ゲーだと思わないレベルってどのくらいだと思いますか?と言われるとTOEFL 110/IELTS 8あたりを越えてくると難しいよりも受けるのが面倒という気持ちの方が勝ってくると思います。TOEFL 100/IELTS 7程度ではまだまだ難しいと感じるでしょうね。
話はズレましたがTOEFL無理ゲーwレベルだった留学前に純ドメ日本人で弁護士としてアメリカでお仕事をされている方と話す機会があり(10年程度は働いているようでした)、英語の面ってどうですか?と質問をした際の答えが
例えばぶっちゃけ今でも法廷に出たとすると7割程度しか理解できていないと思う。
と回答を頂き、そんなもんなのか。と思った事が記憶に残っています。
例えばですが私が欧米系の授業に出てその授業内容(雑談等も含む)をどの程度理解できますか…?と言われるとこれ意識していないので明確にはわかりませんが9割わかっていると言うと明らかにかなりの嘘で8割程度になるのかな…?と推測します。留学時期のみで4年。これだけの期間のみを考えてもひに4時間英語を聞いていたとすると6000時間程度はリスニングを行っていることになりますがそれでもこんなもんしかわからない、と言うことです。
では例えばTOEFL/IELTSのReadingを読んで何割わかっていますか…?と言われると内容自体は10割分かっています。内容自体は10割分かっていますが完全に隅々細部まで取れているか…?要は辞書なしでnatural Japaneseにno mistakeで完全翻訳ができるか…?と言われるとできましぇん。ですので私でも10割(readingの場合これを精読とかなんとか言うんですっけ…?) 分かっていませんし、Listeningに至っては内容自体は10割取れていますが、同じく細部等を含めると明らかにReadingよりもその精度は落ち、9割(ちょい)程度しか理解できていないと思います。
要は例えばリスニングに関してですがTOEFL reading 30/ IELTS reading 9取れる状態にした後に6000時間以上リスニングに時間を投資したところで10割完全に分かっている状況にはなれません。私よりももっと才能があり英語を愛している方であればこの域に達成できるの…かもしれませんが2nd language learnerである限り10割理解、と言う状況にはなり得ないと思います(私の感覚では)。
これ母国語でもTOEFL/IELTS level以上の文章を読むと10割わかる、と言う状況にはならないと思いますよ。例えばですが今テキトーにyahoo newsからpickすると
少し前に菅義偉首相との首脳会談を終えたばかりのスコット・モリソン豪首相は上機嫌だった。あいさつに訪れた高橋礼一郎駐豪州大使(当時)を見ると破顔一笑でこう語った。
それでも、外務省や防衛省内には安全保障協力に期待する声は強い
いやいや私はnativeなので流石に意味はわかりますよ。わかるのですが破顔一笑なんて特に破顔なんて使ったこと(少なくと私は一度も)ありませんし(一笑もないですね)これって文脈から確定しているだけで破顔なんて単語だけ出されたらguessは出来ますが知っているか?と言われれば知っているとは答えにくいです。
同様に安全保障協力も、安全保障協力もまぁなんとなーく安全保障協力っぽいことをするんだろうなぁ、、、、程度しかわからず、その詳細の内容なんて教養0の私にはわかりましぇん。
程度の違いはあれど母国語でも扱われている内容が難しくなってくると(文脈等で諸々判断しているだけで)完全に全てを理解している、と言う状況には実はなっていない方が多いと思います。これできているのであれば国語なんて学問不要になりますからね。
話を戻すと2ne learnerとして英語を学習したい場合。それもできるだけ効率よくTOEFL/IELTS等のscoreを上げたい場合ですね。
これは性格も影響するかもしれませんが学習する過程で完璧を目指さないで下さい。几帳面な性格は少なくとも手っ取り早くスコアだけ上げたい場合は良くないです。ReadingもListeningも調べて100%内容を取ることはTOEFL/IELTSで超高得点を狙う上で不要です。GMAT/GRE等でもこれは同様です。所詮留学前に数年勉強した程度では甚だ到達できる域ではなく、そんな細かいところを勉強している時間があったら全体の内容を9割で良いので素早く理解できるようにして下さい。1割理解しなくても良い、と言われると分量としてはかなりですよ。
個別のセクション毎でも言うと思いますが要はreadingであれば細かい単語/熟語等を調べまくったり、Listeningで完璧に内容を取ろうとしたり、speakingで文法ミスなく話そうとしたりetc…TOEFL 130/IELTS 10程度のレベルを目指しているのであればこれらのことは必要かも…しれませんがTOEFL 115/IELTS 8.5程度までなら不要です。
細部までこだわって学習することは、TOEFL/IELTSの点数向上と言う観点から考えると相当時間が無駄なことをされていると思います。数年間頑張ったところで例えばListeningでは8-9割程度しかわからず、普段の勉強でこだわっていた細部の1割程度が理解できるようになることは留学後でもないと思います。
付箋を沢山貼って丁寧に逐一調べて非常に真面目に学習されている方に年数回はお会いします。
細部を丁寧に学習する事、は重要である事が多いですがそれは日本の(全くもって良くない)受験英語による影響でTOEFL/IELTS/SAT/GMAT/GRE etc…等の留学用の試験対策の学習においては不要で遠回りをする結果になると思います。10割完全に把握せよ、なんて私でも未だにできませんからネ。
米国弁護士の方が言っていた7割程度、は例えば私留学中にもし病院でvolunteerしていたら同様に6-7割程度しか理解できなかったのだろうなぁ…と思うので今となっては理解できます。
英語を2nd language leanerとして勉強するってそもそもこう言うものなんだ、と言うことを理解しておかれると良いかな?と思います。
ただし完璧を目指さなくて良いのと例えば文法等を完全に無視してめちゃくちゃ雑に学習することは根本的に話が違いますのでこの辺りは勘違いなく。